大和郡山市との連携

大和郡山市との連携

2011年8月、源九郎稲荷神社で始めての夕涼み会が開催されました。
その会場に、大和郡山市長さんの姿がありました。お祭り開催の話をどこかから耳にされた市長さんはプライベートで見に来てくださいました。
そして・・・「住民レベルでここまですごいお祭りを開催するとはびっくりいたしました。大和郡山市としても、皆さんの活動をできるだけバックアップしていきたいと思ます。」と言ってくださいました。
その後、市長さんは神社で開催するイベントには必ず足を運んでくださるようになりました。また、大和郡山市地域振興課の皆さんは、私達の活動を理解してくださり、色んな形で支援してくださるようになりました。

市長さん以下、大和郡山市からの理解と協力がなければ、今のように活動が拡大していくこともなかったと思います。復興活動をしていく上で、地域自治体との連携は欠かすことができないものだと思います。

六代目中村勘九郎さん襲名祈祷プロジェクトの開始

ある日、大和郡山市地域振興課から「大和郡山市主催で、歌舞伎俳優の中村勘九郎さんを神社にご招待する」という凄い話が神社に舞い込みました。神社総代の中川さんとスタッフ2名が、このプロジェクトチームに加えていただきました。

歌舞伎の演目である「義経千本桜の四段目、四の切」に登場する源九郎狐は、源九郎稲荷神社の名前の由来となっている狐さんのことです。中村勘九郎さんは六代目を襲名したばかりであり、襲名記念公演で源九郎狐を演じられることが決まっておりました。過去には源九郎狐を演じたら右に出るものはいないと言われた三代目市川猿之助さんも、神社に参拝に来られています。

源九郎稲荷神社と歌舞伎とは切っても切れない、とても深いつながりがあるのです。

そして、2012年9月26日に、勘九郎さんが神社にお越しくださいました。

宮司さんのいない当神社では、お隣の郡山薬八幡宮の宮司さんにお越しいただき、ご祈祷を執り行っていただきました。その時の様子が下の写真です。

また、中村勘九郎さんは、参拝の後大和郡山城ホールへと移動し、大和郡山南小学校の子供達と源九郎小唄に乗せて白狐の踊りを一緒に踊ってくださる等子供達との交流を図ってくださいました。

この市長さんの粋な計らいのお陰で、全国の歌舞伎ファンが神社に足を運んでくださるようになりました。

 

市川猿之助さんの水木十五堂賞授賞式

中村勘九郎さんが六代目中村勘九郎を襲名された同じ年、市川猿之助さんが四代目を襲名されました。

中村勘九郎さんが神社に参拝されてから、歌舞伎ファンの方の参拝が増えましたが、いつも「市川猿之助さんは来られないの?源九郎狐は澤瀉屋の十八番よ」と言われました。

それで、総代の中川さんと歌舞伎好きなスタッフとで、市川猿之助さんにお手紙を書きました。機会があれば神社に参拝くださいといった内容のものです。すると、翌年の2月にお忍びで参拝くださいました。

中村勘九郎さんもとても好青年でしたが、市川猿之助さんもとても素敵な方でした。

そして、今度はまた大和郡山市が素敵なプレゼントを下さいました。

第3回水木十五堂賞に猿之助さんを選んでくださったのです。普通、自治体レベルの賞の受賞に本人が出席されることはまれな事だそうですが、猿之助さんは自ら足を運んでくださいました。そして、大和郡山市側の計らいで、猿之助さんとお話しさせていただく機会をいただきました。

ほんの10分程度の時間でしたが、そこで猿之助さんから神社についてたくさんの質問を受けました。これにはスタッフ一同びっくりしましたが、その後の受賞公演で猿之助さんが話されたことは、賞の受賞についてではなく、最初から最後まで源九郎稲荷神社についてのことでした。

猿之助さんは、講演を聞きに来られていた住民の方に「この講演が終われば、みなさん神社にお参りに行ってください。その場合お賽銭は1000円以上お願いしますね。」等と呼びかけて下さいました。この時彼が言われた言葉がとても印象に残っています。「どこかのスポンサーが大金を出して神社を建て直すことは簡単です。けれど、それではいけないのです。みんなの手で復興させてこそ意味があるのです。」と・・・この考え方は、私達スタッフがいつも持ち続けている思いです。猿之助さんの言葉が、1人でも多くの人の心に響いてくれたらと願いました。

そして、猿之助さんの言葉は沢山の方の心を捉え、この講演の後、神社は参拝客で溢れて収集がつかない状態になっていました。猿之助さんの講演の効果は素晴らしく、その後もこの講演のことが話題となり、神社の参拝客は日ごとに増えて行きました。

大和郡山市長さんも、「次は、猿之助さんか勘九郎さんに、是非大和郡山市で歌舞伎を演じてもらわないといけませんね」と言ってくださいました。さらに、受賞の副賞として授与された償金50万円を神社に寄付してくださいました。

猿之助さんは、その後もお忍びでこそっと神社に参拝に来てくださいます。